PitWall Guide
次の走行で見直す区間を、
GPSログから見つける。
PitWallは、ST Storiesが提供するブラウザー版のサーキット走行ログ解析ツールです。ラップタイムだけでなく、走行ライン・速度・GPSデータから求めたG・区間ごとのタイム差を確認できます。ログが手元になくても、公開サンプルで結果の見方を試せます。
提供:株式会社ST Stories / この案内の確認・更新日:2026年10月2日
無料でできること・登録後にできること
- 登録前:基本解析と公開サンプル
- 自分のGPSログを読み込み、ラップ一覧やベストラップの走行ラインなどを確認できます。波形・セクター・コーナー別の詳細分析には無料登録が必要です。公開サンプルでは、詳細分析とコーチングレポートの例も閲覧できます。
- 無料登録後:詳細分析とランキングへの参加
- メールアドレスで登録・ログインし、テレメトリ波形、セクター分析、コーナー別データ、車両ポテンシャルの内訳などを確認できます。初回はニックネーム・車種の入力欄もあります。ランキングへのエントリーは、解析しただけでは行われず、別途操作が必要です。
- AIコーチング:ポイントを使ってレポートを生成
- 解析した走行データをもとに、コーナーごとの振り返りや練習の考え方を文章で読む機能です。通常は有料回数券のポイントを使い、1回につき1ポイントを消費します。登録特典が付く場合は画面の残高をご確認ください。価格・ポイントの有効期限は現在の回数券案内、購入条件はPitWallの特定商取引法に基づく表記をご確認ください。
用意するのは、サーキット走行のGPSログ
- NMEA形式(.nmea)
- GPX形式(.gpx)
- RaceChronoのCSV形式(.csv)
- DigiSpice/デジスパイス形式(.bnx4)
CSVはRaceChrono形式が対象です。拡張子が同じでも、別のアプリが出力したCSVをすべて読み込めるわけではありません。読み込めないときは、出力元と形式を確認してください。
車種・馬力・車重・タイヤ・走行時の気温は任意入力です。気温換算を見る場合は、その走行時の気温を入れてください。未入力時は20℃を基準に表示されます。表示項目や解析の条件は、ツール画面でも確認できます。
使い方と、最初に見る場所
- PitWallを開き、ログを選ぶ。 ファイル選択欄をクリックするか、対応ファイルをドロップします。
- ラップ一覧と走行ラインを確認する。 周回数やタイムに不自然な点がないか見てから、詳細分析へ進みます。スタート/フィニッシュ位置が合わない場合は、ツール内のS/F設定も確認してください。
- 差のある区間を一つ選び、波形と見比べる。 セクター分析で「ベスト周」と「区間ベスト」の差を確認します。セクター表の行をタップすると、対応する場所がコース図に表示されます。
公開サンプルで試す:S12の0.873秒差
2026年6月6日・鈴鹿ツインサーキットの公開サンプルでは、ベストラップは1分11秒100。S12はベスト周が4.308秒、区間ベストが3.435秒で、差は0.873秒です。
まずサンプルのセクター表でS12をタップし、コース上の場所と速度の変化を見比べてみてください。この差は、その走行ログ内の区間比較です。「次回必ず0.873秒速くなる」という予測ではありません。
結果を読むときに分けたい4つの指標
- 実ベスト
- 読み込んだログで検出された、最も速い1周のタイムです。コースの公式計時と必ず一致することを保証するものではありません。
- 理論ベスト
- コースを12区間に分け、その走行の各区間ベストをつないだタイムです。別々の周回で記録した区間を組み合わせているため、実際に1周で達成した記録とは異なります。
- 物理限界の目安・シンクロ率
- 走行ログのGなどを使ったモデル上の推定と、その推定に対する実ベストの比較です。車両の絶対的な限界や、全国のドライバーの中での順位を表す数値ではありません。
- 気温換算タイム
- 気温条件を変えた場合のタイムの参考値です。路面・タイヤ・交通状況など、実際の走行条件すべてを再現した予測ではありません。
GPSログの記録間隔や測位状態によって、ライン・G・区間の検出結果は変わります。コーナーの判定やAIの助言は、車載映像や自分の走行メモと合わせて振り返るための材料としてお使いください。
データの扱いは、使う機能によって変わります
- ファイルの読み込み・基本解析:GPSログをブラウザー内で処理します。車両情報など、一部の入力は利用端末のブラウザーに保存されます。
- 会員登録:入力したメールアドレス、初回のニックネーム・車種をサーバーへ送信します。
- AIコーチング:解析した数値、入力した走行メモ、レポート画面の復元に使う走行ライン・波形などのデータをサーバーへ送信します。基本解析だけを使う場合と、データの扱いが異なります。
- ランキング・結果の共有:それぞれの操作に応じて、順位表示用の数値や共有用の画像などを送信します。掲載・共有する内容を確認してからお使いください。
この案内は、2026年10月2日に確認したWeb版の画面・公開仕様に基づいています。操作で困った場合や、データの扱いについて確認したい場合は、ST Storiesのお問い合わせ窓口へご連絡ください。
