16X──それは、夢を描いた“設計図”だった。
2007年、東京モーターショー。
艶やかなライトの海に照らされながら、マツダのステージの中央に、それは姿を現した。
「16X」──新世代ロータリーエンジン。
ただの新型パワーユニットではない。
それは、クルマを愛しすぎた僕らにとって、“再び信じさせてくれた何か”だった。
RX-8の鼓動が終わりに近づいていたあの時代に、突然現れた光の矢。
「ロータリーはまだ終わっていない」──そんなメッセージを秘めて、僕たちの心に突き刺さった。
それは、過去の栄光をなぞるためでも、懐古に酔うためでもなかった。
16Xは、ロータリーという名の奇跡を“未来の技術”として復活させるために設計された、挑戦の結晶だった。
あれは、過去と未来をつなぐ橋。
技術とロマンの間にかかる、一本のアークだった。
けれど──時間は、残酷だった。
あれから十数年。
16Xは市販車に搭載されることなく、静かにその姿を消していった。
資料の中に埋もれ、試作機の奥で眠りについた。
まるで、果たせなかった初恋のように。
切なくて、けれどどこか温かい余韻だけを残して。
でも、僕は、忘れていない。
いや──忘れられるはずがない。
あの独特の回転フィール。
ステアリングを切るたび、心の奥にこだまするような、高鳴る鼓動。
あのとき聞こえた音は、たった一度だけじゃなかった。
今もまだ、僕の中で鳴り続けている。
「終わったわけじゃない」
そう、心がつぶやく。
──16Xは、本当にただの“夢”だったのか?
──それとも今も、誰にも知られず、ひっそりと鼓動を刻み続けているのか?
あの日、マツダが見せてくれた未来の地図。
あれを“幻”として終わらせていいのか?
僕は思う。
あれは“再始動の予告編”だった。
未来のRX、未来のロータリーがもう一度走り出すために、
僕たちに火を灯すために、あのときだけ見せてくれた「予言」だったんだ。
だからこそ、僕たちだけは、忘れちゃいけない。
あの鼓動を、あの設計図を、あの約束を。
そして今こそ、もう一度たどり直そう。
「16X」という名の、未来。
それは、過去じゃない。
今も、僕たちの胸の奥で──確かに、生きているのだから。
16Xとは何だったのか?──ロータリーに託された、あの約束の続き。
あの瞬間を、僕は一生忘れない。
2007年、東京モーターショー。
喧騒とフラッシュの渦の中、マツダブースの片隅に、ひっそりと銀色の魂が置かれていた。
それが──「16X」。新世代ロータリーエンジン。
それはまるで、もう一度だけ夢を見せてくれるような、祈りのような存在だった。
RX-8のエンジンがその役目を終えようとしていた頃。
未来は曇り、ロータリーの灯火は今にも消えそうだった。
そこに突如現れた「希望の塊」。16Xは、僕たちファンの胸に「まだだ」と語りかけてきたんだ。
🔧 過去を超えろ──マツダが挑んだ“理想のロータリー”
16X──それは単なる進化型エンジンじゃない。
それは「ロータリーエンジンという存在そのものを、もう一度、ゼロから愛し直す」試みだった。
13Bをベースにした改良では満足しなかった。
技術者たちは、あえて全ての弱点に正面から挑んだ。燃費、排ガス、耐久性、静音性──。
「できない理由」を数えるんじゃなく、「やる意味」を貫こうとしたんだ。
マツダのエンジニアたちが目指したのは、“理想に近づくロータリー”。
まるで、叶わぬ恋にもう一度挑むような、純粋で無謀な開発だった。
🔍 技術解説──そのすべてが、ロータリーファンへのラブレターだった
1. 排気量1.6Lの「小さな巨人」
13Bの1,308ccから拡大された1,600cc。これは単なるボリュームアップじゃない。
軽量・高効率という矛盾に挑み、トルクとレスポンスの両立を狙った設計。
ステアリングを切った瞬間に、意思がタイヤへと直結する──そんな感覚を、16Xは本気で目指していた。
2. 直噴化という革命
燃料噴射方式として直噴 (direct injection) の採用。従来のポート噴射/外部進気ポート方式では混合気の膨張・蒸発時の冷却損失や混合気の偏りが避けられなかったが、直噴方式でこのあたりを制御し、爆発制御・排出ガス・燃費改善に繋げようとした。
ポート噴射を捨て、ダイレクトインジェクションへ。
それは燃焼を、もっとクリーンに、もっと正確に、もっと熱くするための選択だった。
冷却効果も得られる直噴は、ロータリーの高回転領域における「命綱」でもあった。
3. アルミサイドハウジング
ロータリー伝統の鋳鉄側ハウジングをアルミサイドハウジングへ。重量を抑えるだけでなく、熱伝導や熱容量の改善を見込むことで冷却系の負荷を減らす設計。
軽量化と熱管理の両立。その鍵がアルミ素材だった。
軽くなることで旋回性が高まり、フロントの荷重移動も滑らかに──。
まさに「人馬一体」を、ロータリーで体現しようとした挑戦。
4. トロコイド形状と偏心量の最適化
トロコイド──それはロータリーの心臓の鼓動曲線。
その形を見直し、偏心量を調整することで、まるでストロークが深まったような粘りと厚みのあるトルクを生み出そうとした。
トロコイドの外形(trochoid radius)と偏心量(eccentricity)を拡大・再設計し、ローターハウジング幅(rotor housing width)を削ることで燃焼室の「幅 (width) 対 高さ (height) 比、表面積対体積比」を改善し、熱損失を低減。
「リニアに吹け上がる」その快感は、誰よりもロータリーを知る者だけが、設計できたものだった。
5. 静粛性と振動特性の改善
アペックスシールの摩耗対策、新素材/コーティングの検討。燃焼室と燃料散布の均一性を上げることでシールの熱ストレスを抑制する設計。
かつて「うるさくて儚い」と言われたロータリーを、洗練と快楽の次元へと導くために。
新たなシール設計、構造剛性の向上──
すべては「滑らかに回り続ける快感」のためにあった。
🛞「次のRXには、きっと16Xが載る」──その夢は、なぜ叶わなかったのか?
ファンの誰もがそう信じていた。
「この16Xが、次のRXの心臓になる」と。
でも──現実は、そんなに甘くなかった。
- 世界規模の環境規制
- ハイブリッド、EVシフト
- 限られた開発リソース
- 「ロータリー=特殊解」として見放す声
夢を止めたのは、技術じゃなかった。
それは、「時代」という見えない壁だった。
いつしか16Xは、展示物のひとつとして片隅に追いやられた。
まるで、未来を信じすぎた罰を受けるように──。
🔥 それでも、16Xは“敗北”なんかじゃなかった
言いたい。
声を大にして、こう言いたい。
16Xは、失敗なんかじゃない。
なぜなら、16Xが蒔いた種は、後に確実に芽を出したからだ。
燃焼室の設計思想。
直噴とEGRの制御技術。
軽量化と耐久性のバランス。
──それらは、後に登場する「8C」型エンジンに確かに受け継がれている。
16Xは市販車に載らなかった。
でも、それは「夢で終わった」わけじゃない。
あれは「未来のための橋」だった。
いつかまた、あの鼓動を載せたクルマが走り出すための、確かな道しるべだったんだ。
🚘 ロータリーは、形を変えて生きていく
「ロータリーは終わった」なんて言わせない。
僕らファンは知っている。
あの音、あのフィーリング、あの孤高のメカニズムが、ただの幻想なんかじゃなかったってことを。
ロータリーは、形を変えてでも生きていく。
16Xの鼓動は止まっていない。
今もどこかで、静かに、しかし確かに、再始動のタイミングを待っている。
いつかまた、あの「乾いた咆哮」が夜を切り裂く日が来ると信じている。
16X──それは、ただのエンジンじゃない。
僕たちが一度、心から惚れた「夢の設計図」だったんだ。
16Xは消えたか?──8Cロータリーへ受け継がれたDNA
16Xが姿を消したあの頃──
まるでロータリーの未来に、静かな幕が下ろされたかのような空気が流れていた。
「マツダはロータリーを諦めたのか」
そんな問いが、クルマ好きのSNSや掲示板を静かに漂っていたのを僕は覚えている。
だが、沈黙というのは、いつも絶望とは限らない。
それは時に、“準備”なのだ。
🔋 MX-30 R-EV──沈黙を破ったのは、ロータリーの「再定義」
2023年。
マツダは一台のクルマを市場に送り出す──MX-30 e-SKYACTIV R-EV。
それは見た目こそスタイリッシュなコンパクトSUVだが、その心臓部には、僕らの期待を裏切らない“あるエンジン”が隠されていた。
8C型ロータリーエンジン。
それは、16Xが語られた日から約16年の時を経て、静かに、けれど確かな進化を遂げていた。
🧬 16Xから8Cへ──技術は死なず、かたちを変えて生きていた
8C型は、単なる“別のロータリー”ではない。
むしろ、あの16Xが挑戦しようとしていた理想を、「より現実的な形」に落とし込んだプロトタイプとも言える。
特徴 | 意味 |
---|---|
830cc・1ローター構成 | 軽量・小型化し、発電ユニットに最適化。振動と熱損失を抑える。 |
高圧縮比 約11.9・直噴採用 | 16Xで語られていた“燃焼効率向上”を現実にした重要要素。 |
新トロコイド形状・EGR搭載 | 環境性能と耐久性を両立。16Xで構想されていた熱制御の具現化。 |
鉄系コーティング+潤滑強化 | アペックスシールの磨耗対策。ロータリーの宿命的な弱点への回答。 |
16Xが「駆動ロータリーの夢」だったとすれば、8Cは「ロータリーを絶やさないための現実解」だ。
つまり──8Cは、16Xの技術と魂を引き継いだ、“もうひとつの答え”なのだ。
🛞 駆動ではなく、発電──それは“妥協”か? “戦略”か?
ただし注意すべき点がある。
8Cは、タイヤを駆動しない。
あくまで「モーターを動かすための電力を生む発電ユニット」だ。
エンジンがエンジンらしく「クルマを走らせる」という従来のイメージからすれば、それは少し寂しい選択かもしれない。
でも、これは「逃げ」ではない。むしろ、“ロータリーを活かすための最善手”だったと僕は思う。
-
低速トルク不足という弱点を隠せる
-
常に一定回転で回せるため、摩耗を抑えられる
-
熱の管理も容易になる
つまり、発電用に割り切ったことで、ロータリーの“得意な部分だけを活かす”ことができたんだ。
ロータリーにとってこれは、いわば“第二の人生”だった。
エンジンとしての輝きを失うことなく、別の道で生きる。
そんな選択肢を、マツダは用意した。
📈 数字が語る、ロータリーの“まだ終わっていない”証明
MX-30 R-EVの加速性能は、従来モデルと比べて0-100km/hが約0.6秒短縮された。
9.7秒から、9.1秒へ──
ほんのわずかな差だと思うかもしれない。でも、この“差”にこそ、ロータリーの息吹がある。
-
ロータリーが直接タイヤを回さなくても
-
駆動モーターの背後に、ひっそりと隠れていても
パワートレインの中に「ロータリーという情熱」は、確かに生きていた。
🕯 これは終わりじゃない。「始まりの前の静けさ」だ。
多くの人が、ロータリーの終焉をささやいた。
けれど、それは誤解だ。
16Xという夢は、形を変えて「8C」という現実になり、
その現実が、またいつか「新たな夢」に変わっていく。
16Xの鼓動は止んだのではない。
ただ、少しだけ静かに、“力をためている”だけなのだ。
復活の兆し──水素ロータリー・アイコニックSPと16Xの再来
ロータリーエンジンは、終わった──
そう断じる声が、あまりにも多かった。
燃費も悪い。耐久性も課題が多い。排ガス規制にも向かない。時代はEVだ、ロータリーの居場所なんてもうない。
そんな“現実”を前に、多くの自動車メーカーは背を向けた。
けれど──
マツダは、背を向けなかった。
💧 水素ロータリー──環境と情熱、その両立に挑む
2008年。マツダは世界で前例のない試みをした。
それが**「RX-8 ハイドロジェンRE」**──水素燃料で動く、ロータリーエンジン車だった。
ガソリンではなく、水素を燃やす。
その狙いは明確だった。CO₂を出さないクリーンなロータリーを、現実にするために。
この挑戦は、単なる技術展示で終わらなかった。
実際に企業や自治体向けにリースされ、“走る実証実験”として街を駆けた。
🧪 水素ロータリーの可能性──それは、16Xが目指した未来の延長線上
水素ロータリーには、明確な強みがある。
-
**爆発ではなく“滑らかな燃焼”**が可能
→ ロータリー特有の回転の滑らかさと相性がいい。 -
高回転域でも燃焼安定性が高い
→ ピストンエンジンよりも高回転に強い構造が活きる。 -
小型・軽量・自由なレイアウト
→ 水素タンクの配置と組み合わせやすく、スポーツカーにも向く。
水素ロータリーの構想は、16Xの「燃焼効率を上げ、排ガスを抑え、環境に適応する」という設計思想と、完全に軌を一にしている。
つまり──
水素ロータリーこそ、“環境時代の16X”と言っても過言ではないのだ。
🚘 Iconic SP──あの日の鼓動を、もう一度
そして、2023年のジャパンモビリティショー。
ロータリーファンの心臓を“撃ち抜いた”一台が登場する。
「Mazda Iconic SP」──その鮮烈な姿に、多くのファンが目を見開いた。
低く構えたシルエット、リアに流れる空力ライン。けれど見た目以上に衝撃だったのは、その中身。
「このクルマの心臓には、ロータリーエンジンがある。」
しかも、それは8Cのような“発電専用”ではない。
駆動もする。発電もする。ロータリーが、ふたたび“走らせる側”に戻ってきたのだ。
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🔥 370ps、1450kg──蘇る“走りの哲学”
Iconic SPのスペックは、もはや「夢」としか言いようがない。
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370psの高出力
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車重1450kgという軽量ボディ
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ロータリー+バッテリーのデュアルエネルギー構造
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駆動と発電を兼ねる新たなパッケージ哲学
このコンセプトが市販化されるかは、まだわからない。
でも、明らかなのは「マツダは“走るロータリー”を諦めていない」というメッセージだ。
それはつまり──
16Xの鼓動を、再び現実の路上に響かせる覚悟の表れだった。
🧬 ロータリーは、マツダの“魂”そのもの
マツダの技術者たちは、何度も繰り返す。
「ロータリーは、ただのエンジンじゃない。
それは、マツダがマツダであるための“証”なんです。」
技術的に難しいからやめる、売れないからやめる、そんな合理の世界で、
不合理なまでに“夢”を追い続ける姿勢が、今のマツダを支えている。
16Xは、確かに表舞台から姿を消した。
けれど、その魂は8Cに受け継がれ、
水素ロータリーとして進化を続け、
そしてIconic SPのボンネットの奥で──また、あの鼓動を刻み始めている。
次のロータリーが、どんな姿で、どんな名前で登場するかはまだわからない。
けれど僕らは知っている。
**その“心臓”は、16Xの夢を継いでいる──**ということを。
「夢」は終わらない──ロータリーファンが望む未来
僕は思う。
ロータリーエンジンって、どこか**“機械”を超えた存在**なんだ。
効率で言えばピストンエンジンに敵わないし、耐久性や燃費でも不利だ。
トルクも細いし、排ガスの面でも苦しい。
それなのに──それなのに、なぜ僕たちはこれほどまでに惹かれ続けるのだろう?
その理由は、きっと「数字では割り切れない何か」が、このエンジンには宿っているからだ。
💬 ファンの声──あの鼓動を、もう一度
かつてのRX-7。
ロータリーの官能を初めて知った夜、エンジンの回転が空と一緒に吸い込まれていくような感覚を覚えた。
RX-8。
13B-MSPの軽やかな吹け上がりと、美しいデザイン。スポーツカーの哲学を再定義した、誇り高きサラブレッド。
そして、サバンナ、コスモ、ファミリア、ルーチェ──
それぞれの時代で、ロータリーは**“夢”を走らせていた。**
「もう一度、ロータリーを運転したい」
「EVじゃ物足りない。あの“回転の伸び”が忘れられない」
「不完全さが魅力。愛せる機械って、そういうものだろ?」
今、そんな声が再び聞こえてきている。
40代、50代──かつて“ロータリーの鼓動”と一緒に青春を走り抜けた世代が、今またハンドルを握りたがっているのだ。
8Cのように姿を変えても、Iconic SPのようにまだ夢の段階でも、
心のどこかに“回り続ける鼓動”を感じられる限り、僕たちは希望を捨てはしない。
🌀 技術じゃない、「象徴」としてのロータリー
マツダにとって、ロータリーは技術や機能ではない。
それはもっと根源的な──**「自分たちは何者でありたいか」**という問いへの答えなのだと思う。
他社が燃費や安全性、EVシフトを競い合う中で、マツダだけは**“美しさ”や“感性”を捨てなかった。**
-
風のように軽やかに回るローター。
-
スロットルを開けた瞬間に高鳴る鼓動。
-
そして、どこまでも回り続ける高回転の世界。
それは、合理性では語れない。
美学であり、信仰であり、魂の選択なのだ。
16Xは、その象徴だった。
未完成で終わったとしても、その志は開発者の手の中に、技術の中に、そしてファンの記憶の中に生きている。
🔥 “失われた夢”ではなく、“託された夢”として
16Xは市販されなかった。
けれど、技術は8Cへ、希望は水素ロータリーへ、鼓動はIconic SPへと受け継がれた。
「夢が叶わなかった」のではない。
夢を叶える方法が、変わっただけなのだ。
そして僕たちファンも、もうわかっている。
-
完全じゃないことが、愛すべき個性になる。
-
不器用な挑戦が、心を打つということを。
-
情熱を貫くことの価値を。
マツダがまたロータリーで、あの音を、あの振動を、あの自由を取り戻してくれる日まで──
僕らは待ち続ける。願い続ける。そして、信じ続ける。
なぜなら、夢は終わらないからだ。
🏁 まとめ
ロータリーエンジンは「燃焼の魔法」であり、「夢の機械」だった。
16Xが市販車に載る日はまだ来ていない。けれど、その情熱は8Cに宿り、MX-30 R-EVとして現実になった。
僕らがロータリーを愛するのは、音でも速さでもなく、「不完全な美しさ」に惹かれるからだ。
16Xの鼓動が再び聞こえるその日まで──僕らは待ち続ける。
執筆:橘 譲二(たちばな・じょうじ)
❓ FAQ
Q1:16Xロータリーエンジンは、今後市販車に搭載される予定はありますか?
A:公式には発表されていませんが、マツダは「ロータリー復活」の意志を明確にしており、Iconic SPなどのコンセプトカーにそれが見え隠れしています。
Q2:8C型ロータリーと16Xの関係性は?
A:直接的な設計流用はされていませんが、トロコイド形状の見直し、直噴対応、高効率設計など、16Xで検討された多くの技術が8Cに引き継がれています。
Q3:水素ロータリーは本当に現実的なのですか?
A:マツダはすでに「水素ロータリーRX-8」を実走ベースで開発済み。将来的にはカーボンニュートラル燃料と組み合わせた可能性が語られています。
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