結論から。
新型エルグランドは、日産がJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公表している。──つまりこれは、もう「噂」じゃない。走り出した“現実”だ。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}
この記事で分かること(まずここだけ押さえて)
- スクープ画像(予想CG含む)から読む「新型の顔つき・佇まい」
- 発売日はいつ?:日産公式は2026年夏(先行公開はJMS 2025)
- 価格予想:どこまで“プレミアム化”するか、ライバル比較で整理
- 「ダサい?」論争:なぜそう言われ、どこで印象が反転するのか
- 内装・装備:プレミアムミニバンとしての“居心地”を読む
- 燃費・パワートレイン:電動化の方向性(e-POWER/e-4ORCEの見立て)
※本記事は公式発表+信頼できる報道+現時点の推測を分けて記載し、続報が出次第アップデートします。
あの重厚な背中が、ふたたびこちらを振り返った。
ミニバンという言葉がまだ今ほど一般的でなかった1990年代、エルグランドは“特別な場所”を目指す者たちの象徴だった。ハンドルを握る父親の横顔、静かに流れる高速道路の街灯、そして後部座席で眠る家族。そのすべてが、あのクルマの室内にあった。
あれから幾度も時代は移り変わり、クルマの定義も変化した。けれど、エルグランドという名前に宿る重みは消えていなかった。
そして今。日産は、未来へ舵を切る経営計画の中で「新型車の投入」を明確に掲げ、その流れの中に“フルサイズミニバン”の影を落としてきた。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}
──2026年夏、新型エルグランドが走り出す。 :contentReference[oaicite:2]{index=2}
本記事では、現時点で確認できる情報とスクープ画像(予想CG含む)を手がかりに、「新型の本質」に迫る。価格・発売日・デザイン・装備。さらに「ダサい」と囁かれる声さえも、真正面から受け止めて、言葉にする。
これはただの新型車情報ではない。
かつてエルグランドに“誇り”を感じていたすべての人へ。
そして、もう一度「走る意味」を取り戻したいと願う、あなたへ。
新型エルグランド2025のスクープ画像がついに公開!【最新デザインを徹底考察】
結論:新型エルグランドは、もう「影」じゃない。日産はJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式にアナウンスした。
つまり僕らが見ているのは、噂話ではなく“次の現実”だ。
(参考:日産公式リリース)
待ちわびたというより、「忘れかけていた感情が、ふいに戻ってきた」──そんな感覚に近い。
ミニバンは家族の道具になった。でもエルグランドは、道具の顔をしながら、ときどき“誇り”を見せるクルマだった。
今回の新型は、その誇りをデザインの言葉で語り始めている。
海外メディアでも、2023年のコンセプト「Hyper Tourer」に着想を得た刷新として報じられ、フロントはピクセル状のLEDを多用した強い表情が特徴だという。リアも同様に、光の帯で“未来”を描く。
(参考:Car and Driver)
ここで大事なのは、「派手になったかどうか」じゃない。
新型が狙っているのは、たぶん威圧ではなく、静かな支配だ。声を荒げないのに、振り向かせる。夜のサービスエリアで、街灯の下に止まった姿だけで“格”が伝わる。エルグランドが本来得意だったのは、そういう佇まいだった。
そして、このスクープ画像(先行公開の写真・情報)を見ていると、日産がもう一度「エルグランドという名の重み」を取り戻しにきたことが分かる。
大きい、広い、豪華。──もちろんそれもある。
でも本質はそこじゃない。家族の時間を、いい気分のまま運びきれるか。エルグランドは、その一点に戻ってきた気がする。
次の章では、「フルモデルチェンジはいつ?」「発売はいつ?」を、公式情報と最新の動きから“迷いなく”整理していこう。
新型エルグランドのフルモデルチェンジはいつ?|発売時期とE53型の進化とは

結論:日産は、新型エルグランドをJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言している。だから「いつ出るの?」の答えは、もう迷わなくていい。
(参考:日産公式リリース)
時が止まったようだった。最後のフルモデルチェンジから、気づけば13年。
ライバルが次々とページをめくるなかで、エルグランドだけが“同じ章”に留まり続けていた。だからこそ僕らは、待った。待ちくたびれて、それでも待った。
でも、ようやく物語が動いた。
日産は2024年の中期経営計画「The Arc」で2026年度までに日本で6車種の新型投入を掲げ、国内の商品強化を明確にした。そこに“フルサイズミニバン”の影が重なった時点で、エルグランドは「戻ってくる側」のクルマになった。
(参考:日産「The Arc」公式)
そして決定打が、JMS 2025での先行公開と2026年夏発売予定の明言だ。
「リークだから」「噂だから」と疑う気持ちは分かる。けれど今回は、日産自身が“発売時期”まで言っている。ここから先は、待つ側の僕らも、ちゃんと前を向いていい。
E53型で何が変わるのか?(現時点の有力ポイント)
ここからは“確定”と“見立て”を分けて話す。
確定しているのは、新型が2026年夏に出るという事実。
そして見立てとして濃いのは、次の進化だ。
- デザインの大刷新:未来感のある照明表現(ピクセル調LEDなど)で、存在感の作り方が変わる可能性
- プレミアム化の加速:単なる“高級ミニバン”ではなく、電動時代の上質移動空間へ
- 先進運転支援の更新:同乗者の快適性まで含めた「疲れにくさ」の質が上がる方向
海外では「Hyper Tourer」の流れを汲む刷新として報じられており、方向性は“ラグジュアリー×未来”に寄っている。
(参考:Car and Driver)
僕がいちばん期待しているのは、スペックよりも姿勢だ。
ミニバンは、家族の時間を運ぶ。だから運転席には、焦りじゃなく余裕が似合う。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ている。急げば景色を置き去りにするし、丁寧に切れば、同じ道でも旅になる。
エルグランドが2026年夏に帰ってくるという事実は、僕らの“待つ理由”を、ようやく言葉に変えてくれた。
次の章では、現実的な話をしよう。いくらになるのか。そして、その値札に見合う“余韻”を積めるのか。
【価格予想】新型エルグランドの価格帯とグレード構成|ライバルとの比較も

結論:新型エルグランド(E53型)は“プレミアム化”の流れが濃い。だから価格は、現行より上がる前提で見ておくべきだ。この記事では現実的に、中心レンジを450万〜680万円に置いて考える。
価格は、ただの「数字」じゃない。
それは、そのクルマが約束する時間の質に対して、僕らが差し出す“覚悟”の量だ。
日産は新型エルグランドを2026年夏発売予定と公式に明言している。発売が確定した以上、次に気になるのは「いくらで出してくるのか」だ。
(参考:日産公式リリース)
現時点でメーカーから価格は出ていない。だからここは、市場の現実と装備の方向性から逆算する。
プレミアムミニバン市場の基準点はアルファード/ヴェルファイアで、価格帯はすでに“別世界”に入っている。そこへエルグランドが戻ってくるなら、安売りではなく、価値で勝負するはずだ。
予想価格帯:4,500,000円〜6,800,000円(中心レンジ)
現行E52型の上位が約520万円帯であることを踏まえると、新型で先進装備や上質化が進めば、エントリーでも450万円前後、上位は700万円に迫る可能性がある。
“高くなる”こと自体が問題じゃない。問題は、その価格が納得に変わるだけの余韻を持っているかどうかだ。
想定されるグレード構成(買い方のイメージが湧く形で)
- S(ベース):必要十分の装備/価格を抑える役。まずここが450万円付近の目安。
- X(主力):快適装備+安全装備のバランス。家族用途の“本命ゾーン”。
- V(上級):内装の質感と静粛性に振る。2列目の満足度で選ぶグレード。
- VIP(仮称):完全に“移動するラウンジ”。アルファード最上級と真っ向比較される領域。
ライバル比較:アルファード vs 新型エルグランド(ここで迷いが整理できる)
| モデル | 価格帯 | 狙い | 選ぶ理由 |
|---|---|---|---|
| トヨタ アルファード(40系) | 540万〜872万円 | 王者の総合力 | ブランド/リセール/万人の安心 |
| 新型エルグランド(予想) | 450万〜680万円 | 復活の“意味” | 静けさ/乗り味/「選ぶ理由」を語れる個性 |
僕が思うに、エルグランドの勝負は“価格”じゃない。
運ばれる時間が、ちゃんと幸せかどうか。そこだ。
家族が後席で眠ったとき、運転席が“ただの椅子”に感じるか。
それとも、静かに脈打つように「いいクルマだな」と思えるか。
値札は、その差を生むためにある。
次の章では、避けて通れない問いに答える。
「新型エルグランドはダサいのか?」──。この言葉が検索されるのは、嫌われているからじゃない。期待されているからだ。
新型エルグランドはダサい?それとも革新的?|スクープ画像から読み解く賛否両論

結論:「ダサい」と言われるのは、デザインが失敗したからじゃない。“慣れ”を壊しに来たからだ。変化が大きいクルマほど、最初に炎上する。でも時間が経つと、評価は反転することがある。
クルマのデザインは、人の心を動かす“最初の一瞬”を決める。
そしていま、新型エルグランド(E53型)をめぐって、ネット上では賛否が飛び交っている。「ダサい」「攻めすぎ」「洗練された」「これぞ日産」──。意見が割れるのは当然だ。だって、エルグランドはただのミニバンじゃない。思い出の乗り物なんだ。
日産は新型エルグランドをJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言している。つまり、ここから先は“想像”ではなく“現実”の話になる。
(参考:日産公式リリース)
海外報道では、2023年の「Hyper Tourer」コンセプトの流れを汲む刷新として語られ、ピクセル調のLED表現など未来感の強いディテールが注目されている。
(参考:Car and Driver)
なぜ「ダサい」と言われるのか?
理由はシンプルだ。期待が強い人ほど、変化に驚く。
- 旧来の「押し出し感」に慣れているほど、フラットで未来的な面構成が“物足りなく”見える
- スクープ画像(角度・光・画質)は実車より印象が極端になりやすい
- 高級ミニバン=威圧という価値観が残るほど、上品な方向性は誤解されやすい
つまり「ダサい」は、嫌悪じゃなく戸惑いだ。
見慣れないものに、人はまず防御反応を示す。エルグランドほど“記憶”が濃いクルマなら、なおさらだ。
革新的に見える人が、見ているポイント
一方で「洗練された」「日産っぽい未来感」と評価する人もいる。彼らが見ているのは、派手さじゃない。
- 光の作り方(LEDの表現で“格”を出す)
- 線の緊張感(大きいのに、だらしなく見せない)
- 静かな威厳(メッキで威圧しないのに、存在感が残る)
僕は思う。クルマのデザインは、静止画で完成しない。
夜の街灯、濡れた路面、サービスエリアの照明。走り出した瞬間、輪郭が“生きる”。
「ダサいかどうか」は、実車の質感と立ち姿で決まる。
そしてもうひとつ。
「ダサい?」と検索する人が多いのは、見放したからじゃない。
戻ってきてほしいからだ。エルグランドに、もう一度“誇り”を感じたいからだ。
次の章では、外観ではなく“中身”へ。
内装画像リークと装備情報から、E53型がどんな居心地を用意してくるのか、言葉で触れていく。
内装画像リークと装備情報|プレミアムミニバンとしての仕上がりとは

結論:新型エルグランドの内装は、「派手に見せる豪華さ」から一歩引いて、“座った瞬間に分かる上質”へ舵を切っている。後席は“移動するラウンジ”に近づき、運転席は“疲れない司令室”へ──そんな方向性が見える。
クルマの内装には、そのメーカーの“人への哲学”がにじむ。
新型エルグランドは、その哲学を「静けさ」と「触感」で語ろうとしている気配がある。
日産は新型エルグランドをJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言している。つまり内装もまた、もう“噂の世界”ではなく、現実の輪郭として語れる段階に入った。
(参考:日産公式リリース)
海外メディアの報道では、キャビンはツートーンのレザーを基調に、物理ボタンを多めに残しつつ、ダッシュボードには14.3インチの大型スクリーン×2が並ぶ構成。さらに、2列目にはゼログラビティ(無重力)キャプテンシートが与えられると伝えられている。音響も、最大22スピーカーのBoseが用意され、フロントのヘッドレストにスピーカーを内蔵する仕様まで触れられている。
(参考:Car and Driver)
そして国内メディアでも、先行公開された実車写真をもとに、内装・外装のディテールがまとまっている。写真を見て感じるのは、“ギラつき”ではなく“落ち着き”だ。
(参考:AUTO ONE(写真多数))
水平基調のインパネが生み出す、視界の“余白”
ミニバンで長距離を走るとき、ドライバーを救うのは馬力じゃない。
視線の流れと、操作の迷いの少なさだ。
大型スクリーンの採用は“派手さ”のためではなく、情報を整理し、運転席の思考を静かにするためにある。
さらに物理ボタンが残るなら、それは正しい。走りながら指先で探れる操作系は、家族の会話を途切れさせない。
2列目は“移動するラウンジ”へ:エルグランドが一番強い場所
エルグランドの勝ち筋は、王者のブランドに殴り合いを挑むことじゃない。
乗った人の体が先に納得する快適性で、心を奪うことだ。
2列目のゼログラビティキャプテンシートが事実なら、それは“贅沢”じゃない。
移動時間を「我慢」から「回復」へ変えるための装備だ。夜の帰り道、後席で子どもが眠り、運転席にだけ静かな音楽が残る。
その瞬間のために、ミニバンは存在する。
豪華さより、“触れたときの誠実さ”
高級感は、メッキの量では決まらない。
手が触れる場所の質感、スイッチの節度、シートの匂い、ドアを閉めたときの音。
そういう細部が、クルマの人格になる。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ている。
派手な方へ切れば注目は集まる。けれど、静かな方へ切ったときに残るのが“品格”だ。
新型エルグランドの内装は、その静かな角度へ舵を切ったように見える。
次の章では、さらに“中身の心臓”へ踏み込もう。
燃費はどうなるのか。e-POWERとe-4ORCEは本当に載るのか。そしてそれが、家族の時間をどう変えるのか。
新型エルグランドの燃費とパワートレイン予想|e-POWERとe-4ORCE搭載の可能性

結論:新型エルグランド(4代目)は、第3世代e-POWERとe-4ORCEを採用する方針が報じられている。つまり狙いは「速い」じゃなく、家族を揺らさず、疲れさせず、静かに運ぶことだ。
(参考:carview!(第3世代e-POWER/e-4ORCE))
速さだけが理由じゃない。静かに、滑らかに、そして確かに前へ進む──。
新型エルグランドが選ぶ動力は、その“品格”をどう表現するかという問いに対する、日産の答えなのかもしれない。
日産は新型エルグランドを2026年夏に発売予定と公式に明言している。発売が決まった以上、次に気になるのは「どんな走りを用意してくるのか」だ。
(参考:日産公式(2026年夏発売予定))
e-POWERとは何か──“発電して、モーターで走る”がミニバンに効く理由
e-POWERの本質は、「燃費」だけじゃない。
ミニバンに効くのは、むしろ体感のなめらかさだ。
- 発進がスッと出る(同乗者の首が揺れにくい)
- アクセルに対する反応が素直(運転が雑になりにくい)
- 速度が乗っても“余裕”が残る(長距離で疲れにくい)
家族が後ろで眠っているとき、運転席の正解は“刺激”じゃない。
眠りを壊さない加速、会話を途切れさせない静けさ。ミニバンの幸福は、そこにある。
e-4ORCEは「走破性」じゃなく「揺れを消す技術」になっている
海外メディアによれば、新型のe-4ORCEは、前後の駆動力配分で車体のピッチ(加減速時の前後の揺れ)を抑える狙いが語られている。
つまりこれは“攻める4WD”じゃなく、同乗者の気持ちを守る4WDだ。
(参考:Car and Driver(e-4ORCEの制御説明))
ミニバンの上質さって、装備の数じゃない。
ブレーキで前のめりにならないこと。加速で頭が持っていかれないこと。
“揺れない”って、いちばん贅沢なんだ。
燃費はどうなる?(ここは「断定」しないのが誠実)
燃費(WLTC)は現時点で公式数値が出ていない。だから断定はできない。
ただ、e-POWERを軸にするなら、大型ミニバンとして現実的に狙ってくるのは「15km/L前後〜後半」あたりがひとつの目安になる(※あくまで予想、確定ではありません)。
でもね、燃費は“結果”だ。
このクルマで本当に変わるのは、移動が「我慢」じゃなく「回復」になるかどうかだと思う。
次の章では、もう少し“感情に近い場所”へ行こう。
新型エルグランドのデザインは原点回帰なのか? それとも、過去を置き去りにする進化なのか?
先代ユーザーの目線で、言葉にしていく。
新型エルグランドのデザインは“原点回帰”か?|先代ユーザーが感じる進化と違和感
結論:新型エルグランドのデザインは、見た目だけなら“別物”に感じる人が出る。だけど中身はむしろ原点回帰だ。
エルグランドが昔から得意だったのは、威圧で勝つことじゃない。静かに格を見せることだった。
新しいものを見るとき、人は必ず「昔と比べてどうか」を考える。
それが、かつて自分が愛したクルマであればなおさらだ。
E51型の堂々たる押し出し感。E52型で磨かれた都会的な洗練。
そして今、次の世代へ向かう新型エルグランドは、そこに“未来”という温度を足そうとしている。
日産は新型エルグランドをJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言している。つまり、この“変化”はもう引き返さない。
(参考:日産公式リリース)
海外では「Hyper Tourer」コンセプトの流れを汲む刷新として語られ、LED表現や面構成など“EV時代のラグジュアリー”へ寄せる意図が見える。
(参考:Car and Driver)
“押し出し”から“削ぎ落とす存在感”へ
昔のエルグランドは分かりやすかった。大きくて、重厚で、堂々としていて。
あの頃の価値観は「力強く見えること」だった。だからメッキも、造形も、前へ前へと出てきた。
でも今は違う。
静けさ、上質さ、疲れにくさ。そういう“体験”が価値になる時代だ。
新型がもし光と線で格を作るなら、それは派手さのためじゃない。余計な主張を削って、品格だけ残すためだ。
“進化”と“違和感”は、同じ場所から生まれる
新型を見て「変わってしまった」と感じる人がいるのは、当然だと思う。
エルグランドは、家族の記憶と結びついたクルマだ。記憶が濃いほど、変化は“裏切り”に見える。
でも逆に言えば、その違和感は変化が本物という証拠でもある。
安全圏のマイナーチェンジでは、人の心は揺れない。
揺れたなら、それだけ「戻ってきてほしい」気持ちが残っている。
もう一度、「選びたい」と思える理由へ
新型エルグランドのデザインに、あなたが何を感じるかは自由だ。
ただ、もし“ひっかかった”なら──その引っかかりは、まだあなたの中にエルグランドの席が残っている証拠だ。
大きくて、静かで、堂々としていて。
家族の時間を運ぶのに、運転席が誇らしい。そういうミニバンが、もう一度必要になっている。
次の章では、エルグランドの顔=フロントに宿る「思想」へ。
グリルデザインが何を語っているのかを、言葉でほどいていこう。
新型エルグランドのグリルデザインが象徴する、日産の新しい哲学とは

結論:新型エルグランドの“顔”は、威圧ではなく光と面で格を出す方向に寄っている。
「メッキで語る時代」から、「佇まいで語る時代」へ──日産はそこに賭けてきた。
フロントグリル──それは、クルマの「顔」以上の意味を持つ。
人が表情にその人となりが滲むように、クルマもまた、そのフロントフェイスに“思想”が宿る。新型エルグランドの顔つきは、ただの意匠じゃない。日産がこれから向かう先を、静かに、しかし力強く語っている。
日産は新型エルグランドをJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言している。つまりこの「顔」は、コンセプトの夢物語ではなく、現実に落ちてくるデザインだ。
(参考:日産公式リリース)
海外報道では、照明表現(ピクセル調LED)を含む“未来寄り”のフロントが注目されており、エルグランドが「ラグジュアリーの表現方法」を塗り替える可能性が語られている。
(参考:Car and Driver)
かつての主張から、“調和で残る存在感”へ
E51やE52型では、メッキをふんだんに使った押し出しの強いグリルが象徴的だった。
「高級ミニバン=威圧感」。そんな時代の空気を、あの顔は正直に纏っていた。
だが新型は、明らかに違う。
目立つために前へ出るのではなく、全体のバランスの中で“格”を作る。
主張を弱めたのに、存在が濃い。それができたとき、クルマはようやく“大人”になる。
グリルレスの未来と、あえて残す“人格”
EVシフトの中で、世界の多くのメーカーが“グリルレス”へ向かっている。
けれどエルグランドは、そこに安易に飛びつかない気配がある。
理由はひとつ。
エルグランドは「空気」ではなく、人格を持った乗り物でありたいからだ。
人と人が出会うとき、最初に見るのは“顔”だ。
無個性ではなく、「誰かである」ことを証明するもの。
新型エルグランドのフロントフェイスは、まさにその“名乗り”に見える。
ミニバンに“誇り”を取り戻すという使命
今、ミニバンは便利さの象徴になった。
でもエルグランドは、本当は違った。
家族の時間を運び、人生の節目に寄り添い、そして背中で“父親の矜持”を語る。
その象徴が、この顔にある。
静かだが確かに語りかけてくる──
「私は、エルグランドだ」と。
次の章では、ライバルの本丸へ入る。
アルファードと真っ向勝負。勝ち負けじゃない、“選ぶ意味”の話をしよう。
次期 新型エルグランド(E53型)とアルファードの真っ向勝負|勝敗の行方は?

結論:新型エルグランドがアルファードに勝つとしたら、それは“販売台数”じゃない。
家族の時間を、どれだけ上質に運べるか──その一点で、指名買いされる存在になれるかどうかだ。
ミニバン市場を語るとき、避けて通れない存在──それが「アルファード」だ。
王者として君臨し続けるアルファードと、それを一度は追い越し、そして沈黙したエルグランド。
その因縁が、新型(E53型)でふたたび動く。
日産は新型エルグランドをJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言している。つまり今回の勝負は、空想じゃない。実車が市場に降りてくる戦いだ。
(参考:日産公式リリース)
数字で見れば、アルファードが“勝っている”
正直に言おう。王者は強い。
価格帯、ブランド、指名買い、リセール、そして「選んだことが説明しやすい」安心感。
家族のクルマ選びで、この強さは致命的だ。
だから、エルグランドが同じ土俵で殴り合ったら、苦しい。
大事なのは“別の勝ち筋”を持っているかどうかだ。
でも、エルグランドには「語れる物語」がある
かつてアルファードが王者になる前、ミニバンの“特別席”にいたのはエルグランドだった。
走りの良さ。疲れにくさ。高速の直進安定性。ハンドルを握る人が、ちゃんと誇らしくいられるミニバン。
そして今、新型は「未来のプレミアム」をまとって戻ってくる流れが報じられている。
海外では、コンセプト「Hyper Tourer」の流れを汲む刷新として語られ、光の表現やキャビンの上質化に注目が集まっている。
(参考:Car and Driver)
つまりE53型が勝負するのは、カタログの見栄えじゃない。
乗った瞬間に“体が分かる上質”。走り出したときに“会話が自然に続く静けさ”。
そういう、数字に出にくい価値だ。
勝敗ではなく、「意味」で比べる時代へ
もし、あなたがこれからミニバンを選ぶなら──。
スペック表の列を見比べる前に、ひとつだけ問いかけてほしい。
「このクルマで、どんな人生の瞬間を過ごしたいか?」
アルファードは、王者としての“正解”をくれる。
でもエルグランドは、もし復活に成功したなら、選んだ理由そのものが“物語”になる。
ステアリングを切る角度は、人生の選択に似ている。
“みんなが選ぶ道”は安心だ。だけど、“自分が選びたい道”には、体温がある。
新型エルグランドが目指すのは、勝ち負けの土俵じゃない。心が納得する選択のほうだ。
次はいよいよ、締めに入ろう。
このクルマが背負って帰ってくるのは、スペックじゃない。走る歓びと、守りたい時間だ。
3行Q&A|迷いを“答え”に変える
Q:新型エルグランドの発売日はいつ?
A:日産はJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公表している。待つ時間は、もう“想像”じゃなく“カウントダウン”だ。
Q:価格はいくらになりそう?
A:いま見えている景色から読むと、中心は450万〜680万円あたり。値札が示すのは金額だけじゃない。家族の時間をどう運ぶかという覚悟の数字だ。
Q:「ダサい」って本当?
A:静止画は、ときどきクルマを誤解させる。光の当たり方、夜の街灯、濡れた路面──走り出した瞬間に表情は変わる。結論は、実車の“立ち姿”が出してくれる。
まとめ:走る歓びと家族の時間、その両方を背負えるミニバンが帰ってきた
結論:新型エルグランドは、日産がJapan Mobility Show 2025で先行公開し、2026年夏に発売予定と公式に明言した。つまりこれは、待ち続けた人にとっての“再会”であり、これから選ぶ人にとっての“新しい選択肢”だ。
(参考:日産公式リリース)
新型エルグランド(E53型)が向き合っているのは、単なるモデルチェンジではない。
それは、かつてこのクルマに憧れ、選び、家族の時間を乗せてきた人たちへの“再提案”だ。
「便利」だけで終わらせない。運ばれる時間そのものを、上質にする。その覚悟が、今回の一連の情報からにじんでいる。
たとえば、海外メディアの報道では、2023年の「Hyper Tourer」コンセプトの流れを汲むデザイン刷新や、内装のプレミアム化(大画面やオーディオ、後席の快適性)まで語られている。
(参考:Car and Driver)
そして国内でも、先行公開の内容として、第3世代e-POWERやe-4ORCEなど“走りの質”に踏み込む姿勢が報じられている。
(参考:Car Watch)
「ダサい?」という声が出るのも、期待が残っている証拠だ。
変化は、いつだって一度は否定される。でも時間が経つと、評価は反転する。
クルマのデザインは、静止画で完成しない。光の当たり方、夜の街灯、濡れた路面。走り出した瞬間に、表情が“生きる”。
かつて、父がハンドルを握っていた。
いま、自分がそのステアリングを握る番だ。
そのハンドルの先にあるものは、
走る歓びと、守りたい時間。
速さだけが理由じゃない。
新型エルグランドは、“人生を運ぶ意味”をもう一度、思い出させてくれるかもしれない。
執筆:橘 譲二(たちばな・じょうじ)



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