同じセレナのハイウェイスターVでも、ナビ取付パッケージ仕様とGoogle搭載NissanConnect仕様では、見積もりに含まれる機器が違う。
好きな色と必要な装備を予算内で組み合わせるなら、まずナビとカメラの条件をそろえたい。僕は、毎日の駐車や家族の快適性に必要な費用を見たうえで、色への予算を考えるのが納得しやすいと思う。
2026年10月9日時点の公式資料に基づき、2026年2月改良後の日本仕様・通常車を扱う。AUTECHなどは別設定であり、車両のAI生成イメージは実際の色見本や試乗写真ではない。
現行セレナの色一覧|新色と特別塗装はどう選ぶ?
通常車の外装ページは11種類、LUXIONはホワイトを除く10種類を案内している。全グレードで同じ11色を選べるわけではない。
| 区分 | ボディカラー |
|---|---|
| 特別塗装の2トーン・2種類 | ムーンボウブルー/ダイヤモンドブラック、プリズムホワイト/ダイヤモンドブラック |
| 特別塗装の単色・6種類 | ムーンボウブルー、アクアミント、ディープオーシャンブルー、クリスタルブラウン、プリズムホワイト、ダイヤモンドブラック |
| 特別塗装の表記がない単色・3種類 | ダークメタルグレー、ブリリアントシルバー、ホワイト |

候補の色は、日産のエクステリアページとLUXIONの設定を分けて確認しよう。「ホワイト」と「プリズムホワイト」も別の選択肢だ。
新色はムーンボウブルー、アクアミント、ディープオーシャンブルーの3色。2025年12月18日の公式発表で案内された2026年2月改良の内容で、秋に追加された新色ではない。
特別塗装色は車両価格が変わる。見積書には色名だけでなく、単色か2トーンか、カラーコード、追加額まで記載してもらいたい。
白・黒・新色は、明るさと手入れの条件で選ぶ
候補を2色に絞ったら、屋内と屋外、正面と大きな側面、後ろ姿を比べよう。ムーンボウブルーのような色の表情や、黒いルーフとの組み合わせは、画面だけでは判断しきれない。
僕なら、普段の駐車場所に近い光で見た印象を重く見る。家族の車だから地味にする必要はないけれど、洗車に使える時間や屋内・屋外保管の違いも、自分の条件として考えたい。
「白なら汚れない」「黒なら必ず高く売れる」とは言えない。色別の買取成約データを確認していないため人気・リセールの順位は付けず、好きな色への追加費用を将来必ず回収できる前提にはしない。
全色にスクラッチシールドを採用するが、傷が付かない保証ではない。公式の塗装説明では、サイドシルスポイラー、リヤスポイラー、ソナーセンサー、シャークフィンアンテナ〈LUXIONに設定〉を除く車体色塗装部位が対象とされている。
ナビとカメラは、セットの内容まで見る
最初に分けたいのは、取付準備、工場側のシステム、販売店で取り付けるナビの3区分だ。「ナビ取付パッケージ付き」は「ナビ本体付き」ではない。
| 名称 | 内容と選び方 |
|---|---|
| 日産オリジナルナビ取付パッケージ | TV・GPSアンテナなどの取付準備。ナビ本体は別途、対応する用品を選ぶ |
| NissanConnectインフォテインメントシステム | Google搭載の12.3インチ。車両側の装着仕様・メーカーオプション設定を確認する |
| 日産オリジナルナビゲーション NM1 | 販売店用品の9インチナビ。Apple CarPlay/Android Autoやネット動画などに対応する |

日産のナビ・オーディオ説明と主要装備表では、XVパッケージやハイウェイスターVにもナビ別の装着区分がある。NissanConnectはLUXIONでは標準だが、Xの基本仕様に同じ設定があるわけではない。
NM1でスマホのアプリを使えることと、Googleを車両側に搭載するNissanConnectは同じ意味ではない。購入後にナビだけ替えれば同じ機能になる、と考えずに選びたい。
NM1とDJ1の価格差は11万1,100円。ただし機能が違う
9インチの日産オリジナルディスプレイオーディオ DJ1は、スマホ連携を使う機器で、ナビ内蔵機としては扱わない。公式用品ページの参考価格は次のとおりだ。
| 用品 | ナビ取付パッケージ付車用の価格 |
|---|---|
| 日産オリジナルナビゲーション NM1 | 238,700円 |
| 日産オリジナルディスプレイオーディオ DJ1 | 127,600円 |

いずれも取付費・消費税込で、2026年10月9日確認時点。差額111,100円は機能の異なる2機器の比較であり、NissanConnect一式との価格差でも、車の購入総額の差でもない。
NM1のナビ機能を使いたいか、普段のスマホの地図を中心にしたいかで判断は変わる。動画も使うなら、対応アプリ、通信方法、通信費、接続端子まで含めて比べよう。
カメラは「付いている」だけでは比較できない
NissanConnect装着仕様のインテリジェント アラウンドビューモニターには、3Dビュー、フロントワイドビュー、両サイドミラークローズドビューがある。ナビ取付パッケージ仕様の従来のアラウンドビューや、後方を映すバックビューモニター用品とは区別が必要だ。
主要装備表の自分の仕様の列を見たうえで、展示車のスイッチと画面で欲しい表示を確かめたい。僕は、狭い駐車場で何を見たいのかを先に言葉にすると、画面の大きさだけで迷わずに済むと考える。
映像には死角や表示上の限界があり、目視など直接の安全確認は欠かせない。ミラーを閉じた映像が出ることを、周囲を見ずに走れる機能と受け取らないようにしたい。
NissanConnect仕様には、前後ドライブレコーダーとETC2.0を含む装備列がある。販売店用品のナビレコパックやETCを別に足す前に、既に含まれる機器を照合しよう。
2列目ヒーターと1,500W電源は、使う人から考える
後席装備は、普段誰がどの席に座るかで優先順位が変わる。最上級グレードでも、快適装備がすべて標準とは限らない。
LUXIONの公式説明では、ホットプラスパッケージと高濃度不凍液はセットのメーカーオプション。対象はステアリング、前席と2列目左右のシート、ドアミラーのヒーターで、2列目中央や3列目まで温める装備ではない。
ほかのグレードも同じセットとは限らないため、駆動方式と装備表の条件を確認する。後席空調も、Xの2WDを検討するときはリヤクーラーと、暖房を含むリヤオートエアコンの設定を分けて見たい。
100V AC・1,500W電源はe-POWER/e-4ORCEのメーカーオプションで、2口を合わせて3,000W使えるわけではない。使いたい電気製品の消費電力や接続条件と照合し、用途が具体的なら候補にしよう。
ハンズフリーのスライドドアも、Xの基本仕様では助手席側がオプション、XVパッケージやハイウェイスターVでは両側標準など、設定に違いがある。主要装備表で乗り降りする側を確認し、ステップ用品の併用条件も個別に確かめたい。
15.6インチ後席モニターは、映像の入口まで見積もる
後席専用モニターはディーラーオプションで、NM1用・NissanConnect用とも公式参考価格は156,000円〈取付費・消費税込〉。ただし、モニター単体では映像は出ず、対応する前席ナビとの接続が必要だ。

公式用品の説明によると、ナビの地図画面は映らず、開閉は手動。付属リモコンはAV関係を操作するもので、ナビ操作はできない。
地デジの案内は対応するナビとの組み合わせが前提で、DJ1でも同条件になるとは考えないこと。HDMI出力機器を使うなら機器の対応、端子、別途必要なケーブルまで確認し、実車では画面を開閉したときの見通しも見ておきたい。
ナビレコツインモニターパック+ETC2.0には、NM1、HDMI入力ユニット、後席モニター、前後ドラレコDJ7-D、ETC2.0、保護フィルムの6点が含まれる。セットを選ぶなら、それぞれを単品でも重ねて計上しない。
同ページには、後席モニター使用時のDJ7-Dの車両後方映像表示に関する制限もある。録画停止という意味に読み替えず、販売店で使いたい表示との両立を確認しよう。
運転支援と接続サービスは、購入後の条件も確認
機器の購入費と、機能を使い続けるためのサービス費は分けて考えたい。ナビや通信の全機能が、追加費用なしでずっと使えるとは限らない。
LUXIONのプロパイロット2.0には、有料のNissanConnectサービス加入が必要だ。利用できる道路や状況に条件があり、運転者が周囲を監視して必要な操作を行う運転支援で、自動運転ではない。
契約前にはLUXIONの案内から利用条件を確認し、自分が使うサービスの料金と継続条件を見積もりのメモに残そう。
家族4人の仮例|色とオプションの予算をどう配分する?
親子4人で暮らし、週末には祖父母と遠出する家庭を考えてみよう。候補はハイウェイスターV、自宅駐車場は狭く、冬も2列目を使う一方、普段の送迎は20分ほどで後席動画は見ない、という仮の条件だ。
僕ならまず、同じ動力・駆動方式・定員にそろえ、駐車時に欲しい映像機能と、冬に使う席のヒーター設定を確認する。そのうえで、ナビ取付パッケージに用品を足す案とNissanConnect仕様の案を、必要な機器込みで比較する。
後席モニターは、今回は見送り候補にできる。残る予算を確かめてから候補2色を実車で比べれば、「装備を削ったから仕方なくこの色」ではなく、使い方を踏まえて外観を選べる。
ただし、毎週長距離を走り、後席で動画をよく見る家庭なら判断は変わる。15.6インチモニターを接続費用込みで追加検討し、祖父母が3列目に座るなら、2列目ヒーターだけで全員が暖かく過ごせるとも考えない。
この例は実際の商談や見積取得の話ではない。自分の家庭に置き換えるときは、乗る人数だけでなく、座る席、移動時間、駐車環境、動画を使う頻度を書き替えてほしい。
席配置はセレナの内装と定員、車両価格全体はセレナの価格・グレード比較で確認できる。
見積もりは「何が含まれるか」までそろえて比べよう
比較用の見積書には、次の確認欄を付けると違いを見つけやすい。
- 車両仕様・動力・駆動方式・定員
- 色名・単色/2トーン・カラーコード・追加額
- ナビの機種名・装着区分・カメラの表示機能
- ETC・ドラレコが標準/セット/単品のどこに含まれるか
- 後席画面・接続先・ケーブル、本体/取付/接続/セットアップの費用
- ヒーターが付く座席と、購入後に必要なサービス費
記入例も、単なる「確認済み」で終えない。以下は確認欄の書き方を示す仮例だ。
- ○「比較する2案は動力・駆動方式・定員を統一」
- ×「ETC2.0が車両側と用品側に記載。追加目的と重複を販売店へ照会」
- ×「後席モニターの接続先・必要ケーブルが空欄。使いたい機器名を伝えて追記」
価格表の金額だけを足して購入総額にはしない。適合、必要部品、取付費の内訳、ETCセットアップ費までそろえ、最新の価格・設定と最終額は販売店で確認したい。
僕は、毎日使う駐車支援や家族が座る席の快適性に、まず予算を置く考え方が好きだ。そのうえで心が動く色を選ぶ余地も残したい。
セレナの色・オプション選びは、色数や装備数の多さだけでは決まらない。同じ条件の見積もりを作り、使う頻度と座る席に沿って選ぶことが、好きな一台へ近づく具体的な方法だと思う。
よくある質問
LUXIONも全11色から選べますか?
LUXIONの公式案内はホワイトを除く10種類です。プリズムホワイトとホワイトは別色なので、希望する名称で確認してください。
日産オリジナルナビ取付パッケージはナビ付きですか?
ナビ本体付きではありません。TV・GPSアンテナなどの取付準備と、別途選ぶ対応ナビを分けて見積もります。
後席モニターだけ購入すれば映像を見られますか?
単体では映像は出ません。対応する前席ナビとの接続が必要で、視聴したい映像や外部機器に応じてケーブルなども確認します。
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